Raspberry Pi OSの2024年3月15日版が公式ページで公開されています。
上記のようにRaspberry Pi OSの公開ページで、2024年3月15日版が公開されています。
2024年3月15日版の内容
今回のリリースは、3月12日版が公開された直後に3月15日版として公開されていますから、リリースノートを見ても3月12日版の方が多くの内容を含んでいます。
概要、次のような追加と修正が含まれています。
- Wayland用の解像度設定が、Raspberry Pi 設定からScreen Configurationに変更されています。
- Raspberry Pi 5での電源スイッチの動作が改善されました。
- Wayvncの各種VNCクライアントに対しての互換性が改善されました。
- Wayvncがsystemdの制御になりました。
- オーディオ装置が接続されていない場合には、タイトルバーにオーディオアイコンが表示されなくなりました。
- raspi-configコマンドでEEPROMを更新することができます。
- Chromeが122.0.6261.89に、Firefoxが123.0にアップデートされています。
- ファームウェアとLinux kernelが更新されています。
上記のような内容が含まれたものとなっています、2023年10月11日のNewsでRaspberry Pi 5対応のRaspberry Pi OSが発表された時点では、従来のRealVNCがWayvncに変更されていることからクライアントとしてRealVNCではなくTigerVNCが使用できるものとされていました。これで、VNCを使用する際の自由度が増すことになっているものと思われます。
参考: 2023/10/11 Bookworm – the new version of Raspberry Pi OS Raspberry Pi公式News