Windows10にWSL2(WIndows Subsystem for Linux)をインストールする方法について、Microsoftの情報をもとにして整理した内容となります。
・2021/04/07 Windows10用Windows Subsystem for Linuxのインストールガイド docs.microsoft.com
Linux用Windowsサブシステムを有効にする
管理者としてPowerShellを開いて、以下を実行します。
$ dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
仮想マシンの機能を有効にする
WSL2をインストールする前に、「仮想マシンプラットフォーム」オプション機能を有効にします。
管理者としてPowerShellを開いて、以下を実行します。
$ dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
設定を有効にするために、一旦再起動しておきます。
Linuxカーネル更新プログラムパッケージをダウンロードする
(1) 最新のパッケージをダウンロードします。
・64bitマシン用WSL2 Linuxカーネル更新プログラムパッケージ
https://wslstorestorage.blob.core.windows.net/wslblob/wsl_update_x64.msi
(2) ダウンロードした更新プログラムを実行します。
ダブルクリックして実行します。管理者特権のアクセス許可を求めるメッセージが表示されたら、「はい」を選択してこのインストールを実行します。
WSL2を既定のバージョンとして設定する
管理者としてPowerShellを開いて、次のコマンドを実行します。
$ wsl --set-default-version 2
Linuxディストリビューションをインストールする
Microsoft Storeで、希望するLinuxディストリビューションを選択してインストールします。
・Ubuntu 20.04 LTS
https://www.microsoft.com/store/apps/9n6svws3rx7l
インストールしたら、起動して設定しておきます。
ディストリビューションのバージョンをWSL2に設定する
インストールされているLinuxディストリビューションに割り当てられているWSLバージョンを確認して設定します。
$ wsl --set-version <distribution name> <versionNumber>
ここで、<distribution name>はディストリビューションの実際の名前で、<versionNumber>はWSL2の場合は”2″となります。
また、WSL2を既定のアーキテクチャーにする場合には、次のコマンドを実行します。
$ wsl --set-default-version 2
以上です!