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Rocky Linux 第8回「Rocky Linuxでswapを構成する」

Rocky Linuxでswapの無い構成

前回 Rocky Linux 第6回「Rapsberry Pi用のRocky LinuxをSSDにコピーする」Rocky Linux 第7回「Raspberry Pi用のRocky LinuxをSSDにコピーするスクリプト」では、元のイメージに有ったswapパーティションを作成していませんでした。そのために、次のようにswapが無い状態で使用しています。

$ free -h
               total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:           7.6Gi       471Mi       6.7Gi        15Mi       603Mi       7.2Gi
Swap:             0B          0B          0B

使用する環境によっては、swapを使用したい場合もあるかと思いますので、ここではswapファイルを構成していきたいと思います。

Rocky Linuxにswapを構成する

ここでは、swapファイルとして2GBを構成していくことにします。

$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=2048
$ sudo chmod 600 /swapfile
$ sudo mkswap -L swap /swapfile

/swapfileという2GBのファイルを作成して、swap用に設定しました。

作成したswapファイルを動的に構成する場合には、swaponコマンドを使用することができます。

$ sudo swapon /swapfile
$ free -h
               total        used        free      shared  buff/cache   available
Mem:           7.6Gi       477Mi       4.6Gi        15Mi       2.6Gi       7.2Gi
Swap:          2.0Gi          0B       2.0Gi

swaponコマンドで構成しましたから、freeコマンドでも2GBのswapとして表示されるようになりました。

このままでは、システムを再起動するとswapが使えなくなってしまいますから、/etc/fstabを編集しておきます。

現在配布されているRocky Linuxのイメージでは、swapパーティションが/etc/fstabに設定されていました。この場合には、パーティションでもありUUIDで設定されています。

今回は、swapファイルを使用しますからUUIDは使用できないので、swapフィルのパスを使って指定します。

$ sudo vi /etc/fstab
/swapfile  swap swap    defaults,noatime 0 0

これで、再起動してもswapを使用できるようになりました。

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