AlmaLinuxでは、Fedora由来のlocate
コマンドでインストールされているファイルを素早く検索することが出来ます。このlocateコマンドは、mlocate
パッケージに含まれていますから、次のようにしてインストールすることが出来ます。
$ sudo dnf install -y mlocate
locateコマンドは、事前に作成したデータベースを使うことで素早い検索を可能にしていますから、まずデータベースを作成します。
$ sudo updatedb
updatedb
コマンドでは、locate
コマンドで使用するデータベースを/var/lib/mlocate/mlocate.db
として作成しています。この/var/lib/mlocate
ディレクトリー、およびディレクトリー内に作成されるmlocate.db
はスーパーユーザーでなければ書けなくなっていますからsudo
をつけて実行しています。
実際に検索する場合には、locate
コマンドを実行します。
$ locate locate.db
/usr/share/man/man5/mlocate.db.5.gz
通常にlocate
コマンドを実行するとオンラインマニュアルだけが 検索されています。
$ sudo locate locate.db
/usr/share/man/man5/mlocate.db.5.gz
/var/lib/mlocate/mlocate.db
/var/lib/mlocate/mlocate.db.peQQar
sudo
を付けて検索した場合には、一般ユーザーでは読めなくなっている/var/lib/mlocate
ディレクトリーないのファイルも表示されています。ここで、/var/lib/mlocate/mlocate.db.peQQar
はlocate
コマンドが一時的に作成しているファイルで常時存在している訳ではありません。
名前を知っているファイルが、システム内のどこにあるかを素早く検索するためには便利なコマンドです。ただし、パッケージを追加するなどして、ファイルが追加されている場合には再度updatedb
コマンドでデーてベースを更新しておく必要がある点には注意しましょう。