スイッチサイエンスとKSYからRaspberry Pi 400の発売が開始されたということで、1台入手して動かしています。といっても、今日時点では両社ともに在庫が無くなっているようです。
現在は、上の写真のように13.3インチのバッテリー内蔵ディスプレイと、昔にVAIOノートで使っていたマウスを繋いでいます。写真では隠れていますがRaspberry Pi 400の背部に電源などを接続するために、そのままではディスプレイを置きにくかったためにアクリル板を加工した台を自作してみました。
Raspberry Pi 400の情報
/proc/cpuinfoで見ると、次のような内容でした。年初に購入したRaspberry Pi 4Bの8GB版ではレビジョンが”d03114″だったのですが、”c03131″になっています。(シリアル番号だけ細工しています)
Hardware : BCM2835
Revision : c03131
Serial : 10000000xxxxxxxx
Model : Raspberry Pi 400 Rev 1.1
現在は、試しに2.2GHzまでオーバークロックしているのですがビルドしたりしてかなり稼働している状態でもCPU温度が60℃代程度ですから相当に冷却できているようです。
ブートローダーは、2021/04/29版になっているのですが設定内容がかなり変わっていました。
$ vcgencmd bootloader_version
Apr 29 2021 17:11:25
version c2f8c388c4ee37ad709ace403467d163e8dd91ce (release)
timestamp 1619712685
update-time 1619712685
capabilities 0x0000001f
Raspberry Pi 400のブートローダー設定は以下の内容となっています。
$ vcgencmd bootloader_config
[all]
BOOT_UART=0
WAKE_ON_GPIO=1
POWER_OFF_ON_HALT=0
比較のために、通常のRaspberry Pi 4Bでは次の内容になっています。こちらは、USBブートしているためにBOOT_ORDERを変更しています。
$ vcgencmd bootloader_config
[all]
BOOT_UART=0
WAKE_ON_GPIO=1
POWER_OFF_ON_HALT=0
DHCP_TIMEOUT=45000
DHCP_REQ_TIMEOUT=4000
TFTP_FILE_TIMEOUT=30000
ENABLE_SELF_UPDATE=1
DISABLE_HDMI=0
BOOT_ORDER=0xf14
また、念のためにANKERのモバイルバッテリーで起動しても動作していますから、やろうと思えば外に持ち出して使うこともできそうではあります。
現在は、Raspberry Pi 400をmSDブートして使っているのですが2.2GHzで試しているせいか自宅で使っているRaspberry Piとしては最速のものになっていて、予想外に快適に使えそうです。
さらに密かに便利だと思っているのが、F10のところに「電源ボタン」のマークがあるのですが左下のFnキーと同時に押下(長押し)することで「電源オフ」することができます。また電源オフの状態で押下することで「電源オン」することができています。電源をオンする場合には、F10のみの押下でも大丈夫です。これもRaspberry Piの専用キーボードだからということでしょうが、なかなか便利に使えています。